安全運転コラム:走行中にパンク!?その瞬間に取るべき5つの行動

走行中にパンク!?そんな時は!

走行中にパンク!?その瞬間に取るべき5つの行動

車を運転していると、突然のトラブルに見舞われることがあります。
その中でも「パンク」は特に厄介な問題の一つです。
走行中にタイヤがパンクすると、車が不安定になり、最悪の場合は事故につながる危険性もあります。
しかし、適切な対処法を知っていれば、落ち着いて安全に対応することができます。
本コラムでは、走行中にパンクした際の正しい対応方法や、パンクを防ぐための予防策について詳しく解説します。

1. 走行中のパンク、どんな症状が出る?

タイヤがパンクすると、車の挙動に異変が現れます。
特に以下のような症状が現れた場合は、パンクの可能性が高いです。

  • ハンドルが取られる
    パンクしたタイヤ側に車が傾き、ハンドルが重くなったり、逆に軽くなったりする。
  • 異音や振動が発生する
    タイヤが空気を失うことで、ガタガタとした異音や振動を感じる。
  • 車がスムーズに走らない
    加速が鈍くなったり、ブレーキを踏んでも安定しない場合がある。
  • 警告灯が点灯する
    最近の車にはタイヤの空気圧を監視するシステム(TPMS)が搭載されており、空気圧の低下を検知すると警告灯が点灯する。

これらの症状が現れた場合は、すぐに安全な場所に停車し、タイヤの状態を確認することが重要です。

2. 走行中にパンクしたら、どう対応すればいい?

走行中にパンクしてしまった場合、焦って急な操作をすると、車のコントロールを失いかねません。
以下の手順で冷静に対応しましょう。

(1) 慌てずにスピードを落とす

急ブレーキは厳禁です。
パンクすると車のバランスが崩れやすくなりますが、急ブレーキをかけるとスリップやスピンの原因になります。
アクセルをゆっくり戻し、徐々に減速しましょう。

(2) ハンドルをしっかり握る

パンクしたタイヤの影響で車が不安定になります。
ハンドルをしっかり握り、急な動きをせずにまっすぐ進むよう心掛けましょう。

(3) ウインカーを出して路肩に寄る

安全な場所(路肩やパーキングエリアなど)を見つけ、ウインカーを出して徐々に移動します。
高速道路では、なるべく早く非常駐車帯に移動しましょう。

(4) ハザードランプを点灯する

停車後、後続車に異常を知らせるためにハザードランプを点灯します。
三角停止表示板や発炎筒を使用して、より目立つようにしましょう。

(5) スペアタイヤに交換する or ロードサービスを呼ぶ

自分でスペアタイヤに交換できる場合は、安全な場所で作業を行います。
ジャッキアップやボルトの締め方に注意し、正しい手順で交換しましょう。
不安がある場合は無理をせず、ロードサービスを呼ぶのが賢明です。

3. 高速道路でパンクした場合の注意点

高速道路では、スピードが出ているため、パンク時の対応を誤ると大事故につながる可能性があります。
特に以下の点に注意しましょう。

  • 絶対に急ハンドル・急ブレーキをしない
  • 非常駐車帯や路肩に避難する
  • 三角停止表示板を設置し、発炎筒を使う
  • 車内に留まらず、ガードレールの外へ避難する
  • すぐに道路管理者や警察に連絡する

高速道路では、停車中の車に後続車が突っ込む二次被害の危険があるため、安全確保を最優先に行動しましょう。

4. パンクを防ぐための予防策

パンクは突然発生することが多いですが、日頃の点検や適切な管理でリスクを減らすことができます。

(1) タイヤの空気圧を定期的にチェック

適正な空気圧を保つことで、タイヤの摩耗や破損を防ぐことができます。
少なくとも月に1回は空気圧をチェックし、必要に応じて調整しましょう。

(2) タイヤの摩耗状態を確認

溝がすり減ったタイヤはグリップ力が低下し、パンクしやすくなります。
スリップサインが出ていないか確認し、早めに交換を検討しましょう。

(3) 異物が刺さっていないか確認

釘やガラス片などがタイヤに刺さっていると、走行中に徐々に空気が抜ける「スローパンク」が発生します。
タイヤ表面に異常がないか定期的に点検しましょう。

(4) 長距離運転前には点検を

旅行や出張で長距離運転をする前は、必ずタイヤの状態をチェックしましょう。
特に高速道路を走る場合は、事前の点検が重要です。

5. まとめ

走行中のパンクは、誰にでも起こり得るトラブルです。
しかし、適切な対応を知っていれば、危険を最小限に抑えることができます。

  1. パンクの兆候を見逃さない
  2. 焦らず冷静に減速し、安全な場所に停車する
  3. ハザードランプを点灯し、後続車へ注意を促す
  4. 高速道路ではガードレールの外に避難し、すぐに通報する
  5. 日頃の点検を欠かさず、パンクを未然に防ぐ

いざという時に備え、適切な対処法を身につけておくことが、安全運転への第一歩です。万が一の事態に備え、普段からタイヤの点検を怠らないようにしましょう。
安全運転を心掛けて、快適なカーライフを送りましょう!

タイトルとURLをコピーしました