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『右折が苦手!』多くの人が感じるその訳は?
『右折が苦手!』と感じるのはなぜ?
今回は、『なぜ、右折が苦手と感じる人が多いのか?』がテーマです。
実は、事故が起きる最大のポイントは交差点です。
そして、交差点の事故として右折に絡む事故は減ることがありません。
と言っても、ご存知の方がほとんどでしょう。
そしてこのことは、運転をする人は皆さん本能的に理解していることだといえます。
特に、運転に不慣れな時など、『右折をせずに目的地まで行く!』なんて言う方も多いのではないでしょうか!?
ところで、なぜ多くの人が『右折が苦手』と思うのでしょう!?
その理由は、次の内容に当てはまります。
- 安全確認のポイントが多いこと。
- 対向車両や、右折先の自転車や歩行者など、他の交通の状況を見極めるのが難しい。
これらの状況確認と安全確認は、誰でも不安に思うものです。
例えば、
- 対向車が譲ってくれたから、早く行かないと!
- 急がないと信号が赤になりそう!
- あの人は横断歩道を『渡る』のかな?『渡らない』のかな?
- 対向車までの距離が微妙だけど、『行ける』かな?
- 後続車からの『早く行け!』のプレッシャーが強いとき
などなど挙げていけばキリがありません。
しかし、当然ですが如何なる状況でも安全確認ができてから、慎重に右折をすることが重要となる訳です。
でも、どうすれば『右折が苦手』を克服できるのでしょう!?!
まずは『何が(どこが)危険か!?』を頭に入れておく!
まず危険を予測しつつ、危険と安全を見極めることが肝心なのです。
でもその前に、『何が危険なのか?』を理解することが肝心です。
代表的な危険のパターン!
①対向直進車両の死角
対向してくる直進車両が通り過ぎたら右折しよう。。。と思っていると。
直進車両のすぐ後にバイクがいた!
これはよくあるパターンです。
急いでいたり、信号の変わり目で早く行こうと考えていると、この死角部分にある二輪車(バイクや自転車)の進行を見落とす確率が高まります。
また、対向車線が渋滞中の場合も注意が必要です。
対向する先頭車両のドライバーが進路を譲ってくれた場合、渋滞を嫌い、その脇をすり抜けてくる二輪車が勢いよく通過してくる場合もあります。
②右折先の横断歩道や自転車横断帯
右折先に横断歩道や自転車横断帯がある場合は、歩行者や自転車の動きも見逃さないようにしなければなりません。
もし、横断歩道がない場合でも歩行者や横断者の動向は見逃さないように注意が必要です。
安全確認をした上で右折をし始めたのに、急に横断してくる歩行者や自転車があることもあります。
この場合は、無理して自車の進行を優先せず、対向してくる直進車両に接触しないように気をつけながら横断する歩行者などの進行を妨げないように、先に安全に渡らせてあげる運転を心がけることが肝心です。
③信号の変わり目
信号の変わり目も危険度が高まるポイントです。
皆が赤信号になる前に交差点を抜けようとする心理が働きます。
その際に、『多少ムリしてでも』となることが多くなります。
- 急ぐ心理
- 赤信号になる前に通過しないと損だと思う心理
- その他、イライラの心理
など、心理的要因で危険を見逃しやすくなることが想像できると思います。
これらの危険な心理パターンが絡み合うことで事故が発生しやすくなるのです。
安全に『右折』するためのポイント!
安全に『右折』するためのポイントを紹介します!
安全な右折『5つのポイント!』
①ウィンカー合図を早めに出す!
交差点の手前30メートルで右折のウィンカー合図を出す!
運転免許試験の時にはこれでOK!です。
(参考記事:仮免許・教習ポイント・・・右折方法)
でも、免許取得後の実際の運転時には安全のための応用も必要です。
例えば、車速の高めな幹線道路で右折する場合には、交差点の手前30メートルからの合図では追突される場合も考えられます。
これは、後続車が十分な車間距離をとっていない場合などが該当します。
このような場合は、30メートルにこだわらず、もっと手前から右折の合図を出し後続車への意思表示をすることも大切な安全措置になります。
その上で、追突されないように滑らかな減速をすることで追突を回避することにも役立つ訳です。
当然ですが、後続車や対向車など他の交通に対する右折のための意思表示であるウィンカーを、出し忘れたり、出すのが遅いなどは危険度を高めます。
十分注意しましょう!
②十分な減速と、右折タイミング!
右折のため交差点に進入するときは、十分な減速をするのは基本中の基本です。
それから、もう一つ大切なポイントがあります。
それは、右折タイミングの見極めです。
意外とこれができずに事故に繋がることが多ので注意が必要です。
例えば、右折待ちをする際に自車が先頭になった場合です。
運転に不慣れな場合は、特に後続車からの『早く右折しろ!』というプレッシャーに負けて、安全確認が不十分なまま右折を始めてしまう場合も多く発生しています。
また、運転に慣れている人の場合は『大丈夫だろう』とか『行けるだろう』という『だろう運転』が事故を起こす引き金となる場合があります。
右折タイミングは、どのような状況であっても、『自分の目で安全を確認できるまでは右折をせず待つ!』。。。
これが大切です。
この基本を忘れず、右折をするように心がけることが肝心です。
③死角の確認!二輪車(バイク・自転車)は来てないか!?
対向車両の影に死角が生まれます。
対向車が通り過ぎると同時に右折を開始すると、突然目の前に二輪車が現れることも少なくありません!
この場合、勢いよく右折しようとアクセルを踏むと、死角から現れる二輪車と接触する確率が高まるのは想像の通りです。
必ず、死角部まで確認することと、万が一に備えて『いつでも止まれるように』右折を行うことが肝心です。
対向車のドライバーが『お先にどうぞ』と合図をし進路を譲ってくれることもありますが、この場合もすり抜けてくる二輪車の存在を意識しながら慎重に右折をすることも忘れてはいけません。
極論ですが、右折は対向車線を横切る行為です。
また、右折先に横断歩道がある場合には、歩行者の進路を横切る行為でもあります。
右折は、『どこに危険が潜みやすいのか?』を意識し、テンポよく安全確認を行えるようにしておくことが安全度を高めることにつながります。
④歩行者等の確認を!
右折先に横断歩道や自転車横断帯がある場合は勿論ですが、ない場合も含めて注意しなければならないのが歩行者や自転車の横断の有無です!
横断する歩行者等がいる場合には、その手前で進路を譲ります。
もし横断するのかしないのか不明な場合は、更に慎重な運転をしなければなりません。
判断がつかない場合は、停止や徐行をしてその動向を伺うようにすることが賢明です。
いずれにしても、『自分が先に通過してやろう!』という運転は控えることが肝心です。
自分の安全と、他の交通の安全を共に最優先する、ゆとりをもった運転を常に心がけることを習慣にしていけると良いですね。
⑤無理をしない!
どのような理由や都合があったとしても、絶対に『無理な運転をしない!』
人の数だけ、それぞれに色々な理由や都合を抱えて運転をしています。
その度に、無理な運転をしたことを正当化されたのでは交通は麻痺します。
運転免許取得までに必要最低限の道路交通法を学びますが、皆がその交通ルールを守ることで安全な交通社会が成立していく訳です。
(参考記事:学科試験のポイント)
他の交通を安全に導くことが、結果として自分自身が守られることにつながります。
事故無縁の良き運転を継続していきましょう!
今回はここまで。
いかがでしたか?
なるほどな、 と思うところがあれば、 あなたの身近な人へ アドバイスしてみてあげてください。
今回のテーマがあなたの役に立ったら幸いです。
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