22歳大学生、就活前に挑んだ一発試験!「やればできる」を証明した私の体験記
はじめに
大学生活も後半に入り、そろそろ就職活動を意識するようになった22歳の私。
周囲の友人たちが次々に免許を取得していく中で、心のどこかにずっと引っかかっていたことがありました。
実は20歳の頃、教習所に通っていたものの、仮免許まで取得したのに教習期限が切れてしまい、そのまま免許取得を断念した苦い経験があるのです。
あのときは親にもこっぴどく怒られ、経済的にも精神的にも再挑戦できる余裕はありませんでした。
しかし、就活を控えた今、「やっぱり普通AT免許は必要だ」と強く思うようになりました。
教習所に戻れない現実
もう一度教習所に通えばスムーズに免許が取れるかもしれません。
でも、当時の失敗のせいで、親からの援助は到底期待できません。
アルバイトで貯めたお金も、それほど余裕があるわけではありません。
「どうしてもコスパを優先する必要がある」
そんな状況で私が選んだのが、一発試験でした。
一発試験と聞くと「難しい」「初心者には無理」というイメージが強いものの、過去に教習所で習った経験を少しでも活かせるなら、挑戦してみる価値があると考えました。
必要最小限の教習で挑戦
もちろん、全く練習なしでいきなり試験を受けるのは怖すぎます。
そこで、教習所のスポット教習を数時間だけ利用し、必要最小限の練習を行いました。
運転操作や安全確認の流れは、2年前に身につけた感覚が意外と残っていて、「やっぱり体で覚えたことは忘れないんだな」と実感。
あとは試験での評価ポイントを意識しながら調整していきました。
学科試験は順調にクリア
学科に関しては比較的得意分野。
もともと座学は好きで、参考書を使った独学でも十分対応できる自信がありました。
結果、仮免学科試験も本免学科試験も、独学で合格。
仮免も本面も一発でクリアできました。
「やっぱり学科は大丈夫」と安心できた反面、技能試験はやはり緊張の連続でした。
仮免技能試験、緊張の2回目合格
仮免許技能試験は、なんと2回目で合格。
初回は緊張で細かい確認を忘れてしまい、悔しい不合格となりましたが、2回目は落ち着いて臨むことができました。
試験が終わった後に、試験官から「運転経験は?」と聞かれ、正直に過去の経緯を話しました。
すると「しっかり練習を続けるように」とアドバイスをもらい、合格をもらえました。
意外と優しい一面を感じられました。
本免許試験での苦戦
本免許技能試験は3回かかりました。
試験を重ねるごとに、「どういう部分が減点されやすいのか」が見えてきます。
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安全確認は大げさなくらいしっかりやる
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合図を出すタイミングを早めにする
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車両感覚を意識して幅寄せや駐車を丁寧に
これらを意識することで、少しずつ合格に近づいていきました。
路上練習はスポット教習を利用。練習回数は規定時間分のみでしたが、本番を意識した実地練習ができたことが大きな助けとなりました。
3ヶ月で免許取得、家族も驚き
結果として、約3ヶ月で普通AT免許を取得することができました。
費用も公認の教習所に通うより圧倒的に安く済み、経済的な負担を最小限に抑えることができました。
免許を手にした瞬間、親も驚いていました。
あれほど反対され、失敗した過去を責められたのに、最後までやり抜いた姿を見て「やればできるんだね」と言ってくれたのです。
これは、ただ免許を取ったというだけでなく、自分に自信を取り戻せた大切な経験となりました。
一発試験に挑む人へのメッセージ
私の体験から、一発試験で免許を取ろうとする人に伝えたいことがあります。
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過去の失敗を恐れないこと
一度失敗しても、それは次の挑戦の糧になる。 -
必要最小限の投資で効率よく学ぶこと
完全独学よりも、スポット教習を組み合わせると合格に近づきます。 -
諦めずに継続すること
落ちても、試験を繰り返すごとに合格への道筋が見えてきます。 -
合格の先にある目標を意識すること
私にとっては就職活動。人によっては仕事や家族。目標を持つと頑張れます。
おわりに
一発試験は確かに難関です。
でも、決して不可能ではありません。
むしろ「工夫次第で、時間もお金も節約できる挑戦の場」だと感じました。
今回の経験で私は、「やればできる」という自信を取り戻しました。
これから免許取得を目指す人に伝えたいのは、挑戦する勇気があれば、必ず道は開けるということです。